【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。
「俺だけじゃないって期待して、教室のときより舞彩にいろんなことしちゃうよ……?」
「い、いろんなこと……?」
藍くんの表情がだんだん色っぽくなる。
見つめられる瞳に吸い込まれそう。
わたしからくっついていたのに、気づけば藍くんがわたしの腰を支えて頬を撫でていた。
「そー……。なにからしてほしい?」
あ、あれ……?
藍くんってこんなに大人っぽかったっけ。
「え……んっ」
頬に触れてた指でそっと首筋を撫でる。
ゆっくりと下ろしていき、鎖骨あたりで止めた。
「舞彩、顔真っ赤」
「だ、だって……」
「可愛い」
「っ……」
まだ藍くんの指の感覚が残ってる首に顔をうめて、触れるだけのキスとリップ音が響いた。
「俺、舞彩に求められると、すぐにスイッチ入っちゃうの。これでも抑えてるんだよ?」