【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。

このまま食べちゃいたい



°


「それで、後夜祭のあとはなにがあったのさっ?」

「えっ……!」



次の日のお昼休み。

お弁当を食べていると、昨日のことを紫音ちゃんに問い詰められた。



「あのあとは……」



いっぱいキスしたとか言えない……!

あの日の藍くんはいろいろと甘すぎたもん……。



「顔真っ赤にしちゃって〜! たくさん可愛がってもらえたんだ?」



その聞きかたはズルいよ、紫音ちゃん……。



「……うん」

「きゃーっ! やばい! あの藍都先輩がでしょーっ! めちゃくちゃ甘いんだろうなぁ〜。目の前でイチャイチャしてほしい……」

「し、しないよ!」

「またまた〜。昨日の体育祭始まる前だって、目でイチャイチャしてたじゃーん」


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