【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。


紫音ちゃんも女の子だから、男の子の気持ちならお兄ちゃんたちに相談するようアドバイスをもらった。

デートのときも翠くんのおかげで楽しめたから、相談してみようかな……。


さっそく、家に帰って藍くんが自分の部屋で勉強をしている間に、リビングにいる翠くんのところにこっそりと行く。



「翠くん」

「どうしたの? 彩」

「相談……聞いてくれる?」

「もちろん」



翠くんは読んでた本を置いて、話を聞いてくれる体制に入った。

わたしもダイニングテーブルのイスに座って、話を切り出す。



「実はね……」



藍くんと旅行に行くことを翠くんに話した。

すると、ガチャッとリビングのドアが開いた。


もしかして藍くん……?

< 324 / 351 >

この作品をシェア

pagetop