【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。
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ついにやってきた、藍くんと旅行当日。
部屋の前で待ち合わせをして早めに向かうと、藍くんが黒いリュックを背負ってすでに待っててくれていた。
藍くん、いつも準備早いな。
「お待たせ、藍くん」
スーツケースを持ち上げて藍くんと合流する。
そしたら、優しく微笑んでくれた。
「今日も可愛い」
「……っ」
朝から甘すぎる。
そんなこと言われたら照れるよ……っ。
恥ずかしくて顔を隠すために下を向いたら、おでこに触れるくらいのキスをしてくれた。
「えっ……!」
思わず顔を上げると、甘えるように見つめられる。
「恥ずかしがらないで、俺を見て?」