【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。
藍くんはどんなに人気でも女の子に反応しない。
むしろ、無視して冷たい態度をとるとか。
「そこがクールでかっこいい!」と人気のポイントになっているらしく、本人は諦めてるみたい。
逆に桃くんは来るもの拒まずで、女の子の期待をそれとなく応えてる。
そんなふたりは、学園からもアイドル的存在と人気者なんだ。
「じゃあな、まーや!」
「また放課後、迎えに行くから」
「ありがとう。桃くん、藍くん」
桃くんと藍くんに教室まで送ってもらってバイバイをした。
桃くんはサッカー部で放課後に部活があるから、帰宅部の藍くんと一緒に帰ってるんだ。
これにも理由はあるんだけど……。
「舞彩! おはよーっ」