【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。


°


家に帰ってお風呂を出ると、リビングからいい匂いがした。

夜はいつも翠くんがご飯を準備してくれている。


その間に順番にお風呂に入るって流れ。



「翠くん、手伝うよ!」

「ありがとう、彩。これをテーブルに運んでくれる?」



キッチンの正面にあるカウンターに置かれたお皿を、いつものようにダイニングテーブルに並べた。


だけど、用意されたお皿は4人分。

……今日も帰りが遅くなるのかな。



「桃くんは今日もどこかで食べて帰ってくるの?」



フライパンでおかずを焼く翠くんに聞いた。



「そうみたい。またメッセージが来てたよ。最近多いよな」

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