【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。
ふたりが静かになっちゃった。
ケンカを止められたってことでいいのかな……?
「……確信した。とりあえず、舞彩は着替えるときにカギを閉めるようにして。翠聖も橙吾も間違えて開けるかもだから」
「藍都を起こすときは声かけは1回でいいよ。それで起きなかったら放っておいて。まーやに苦労させたくないから」
「う、うん……?」
淡々と話すふたりに、目をパチパチさせながらうなづいた。
どうしてそんなことを言うのかは、藍くんと桃くんが納得し合ってだと思うけど、わたしにはわからない。
「俺はマジでまーやを呼びにきただけだから! 藍都はまーやに変なことするなよ」