【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。
「まーやは白系似合うもんな。選んだ父さんと母さん、マジ神かよ」
橙ちゃんと桃くんはうなづきながら一緒に喜んでくれる。
どんなときもふたりは明るく反応してくれるんだ。
えへへ、嬉しいな……。
「……そういうわけだから、俺たちはいったん退散しようか」
翠くんが立ち上がると、みんなも続いていった。
「はーい」
「またあとでな、まーや」
「うん……!」
手を振るふたりに振り返して見送った。
似たもの同士なふたりが微笑ましくて、つい頬が緩んじゃう。
すると、最後に部屋を出ようとした藍くんがドアを開いたまま足を止めた。
「舞彩」