【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。


桃くんの言うとおり、すこしずつそれぞれの時間を作らなくちゃいけなくて、家族で集まれる時間は減ってきた。

翠くんは大学の授業の合間にうまくバイトを組み込んだり、桃くんはサッカー部で放課後は忙しくて、藍くんは夜ご飯を食べたらすぐに部屋に行って勉強してる。

橙ちゃんも休みの日はバスケの練習で家にいることがすくなくて……。


この前も桃くんが夜ご飯の時間に帰ってこなかったから、桃くんからそう思ってくれて嬉しい。



「……そんなふうに言われたら、こっちが引くしかないじゃん」

「白石くんがいないとつまんない! でも、それなら仕方ないか……」



不満は残ってそうだけど、納得してくれた先輩たち。



「次こそ来てよね! 前もって言うから!」

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