恋の色した空と君
「圭くん好きな人いたの!?えぇ!!!知らなかった!!!」
思わず大絶叫してしまう。
「ちょっ!先輩声大きいですって!何考えてんですか?」
これまた大声で圭くんが注意する。
「わっ!ごめ、え、あ、」
ほとんど言葉にならない。というか、もはや何語かも分からない。
「先輩もう少し落ちついてから喋って下さい。何言ってるか伝わってきませんよ。」
先に落ち着きを取り戻した圭くんにたしなめられてしまった。
ごめんと一言謝ってゆっくりと深呼吸をした後、私はもう一度口を開く。