ファーストキスは俺のもの。


ちょ、ちょっと、今日は様子がおかしいな・・・


なんか・・・まずい?気がする。


「ちょ、ちょっと待って直田くん。何か勘違いしてる?」

「何も勘違いはしていませんよ。白川さんこそ、いつまでも恥ずかしがっていないで、さぁ、早く認めてください。僕が好きだって」


ええ・・・


どうしよう、まずい。


今日の直田くんはちょっと・・・こわい。


だれか・・・・・・


ルミちゃんっ、たすけて・・・





「みいな!」


聞き慣れない、でも聞いたことのある声で呼ばれて、近づいてくる足音の方へ振り向いた。


「みいな、やっと見つけた」

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