ファーストキスは俺のもの。
「ちょっとみいな!やるじゃない!しかも・・・なんか、みいなのこと見てるんだけど!」
「え?それはない・・・よ」
イケメンくんの方を振り向くとパチッと目が合った。
え・・・
え?
じっと見られていることが恥ずかしくなり、私はおろおろと目を逸らした。
ルミちゃんは私の肩をバシバシと叩いている。
なんだろ・・・私、何かしたかな?
さっきビラ渡した時、なにかしちゃったとか?
・・・・・・いや、全く心当たりがない。
だったら、やっぱりたまたま、だよね。
注文受けたし、たまたま見てただけだ。
うん。そうだ。絶対そうだ。