初恋は苦い思い出。でも出会うべく人と出会いました
「オフィーリア、食事が終わったばっかりだけど出掛けようか?」

「え、こんな時間に?」

「前夜祭があるからね、それも楽しもう。ちゃんと許可は取っているよ。アンドリューはどうする?」

 ジルベルト様がリューに聞いた。二人とも仲良くしてくれているんだよね。嬉しい。

「行かない。部屋からも街の様子が見えるし、中庭もライトアップされていてキレイだし、姉のデートを邪魔するほど野暮ではない」

「ははっ。悪いな、それなら中庭もキレイだけど屋上から見る夜景もキレイだから行ってみると良い。執事に伝えておくから」
「うん、行ってみる。楽しんできて」

 リューったら気を遣って……
 
 

 

 
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