初恋は苦い思い出。でも出会うべく人と出会いました
ルシアン
「え? オフィーリアの事をどう思っているかって? そうだな。良い子だと思っているよ」
「恋愛対象? それはないな。僕にはフローリアがいる」
「なんでオフィーリアと友達になったか? フローリアが急に友達だと言い始めて興味があった。やましい気持ちでフローリアに近寄ってほしくないから僕が見極めようと思った」
「オフィーリアといる時に楽しそうにしている? あぁ。そりゃそうだろうな。オフィーリアは良い子だし裏表がないし、嫌味がない。僕に対して恋愛感情が全くないから一緒にいて楽だ。異性の友人は今後オフィーリアだけじゃないかな」
「オフィーリアによくする理由? そりゃ友達だからだ」
「勉強を教えた? 教えてくれ。と言われたからだよ! みんなで同じクラスになったら楽しいだろうからな」
「二人で勉強してた? 二人って……図書館だろうが! 周りに生徒がいた。フローリアは用事があると帰ったし、ジルベルトは野暮用で居なかったからそうなった」
「やけに楽しそうだった? だから、オフィーリアは素直だし、飲み込みが早い。一生懸命勉強する姿を見てるとそうなるだろう! 真面目に取り組んでいるんだからな」
「オフィーリアにプレゼントをした? あぁ、街歩きの時か。フローリアとオフィーリアが楽しそうにしていたんだ。初めて友達と街歩きをしたんだから記念にそれくらい買っても良いだろう! 高くもないんだから」