Labyrinth~愛に迷う~
「やっぱりお若い方でないと、コンピュータなんてわたくしなんかには難しくてできませんわ。」
入力している私に向かって金子さんが言った。
「ただ決まったことを入力するだけですから慣れちゃえば簡単ですよ。」
私は手を動かしたまま答えた。
「あらそうかしら。川島さんはお若いからよ。」
「そんなことないですよ。」
私は笑いながら言った。金子さんがそういうのもわからないでもない。
金子さんやもう 1人、庶務の藤崎さんという人は、始めの頃はテンキーの入力も人差し指で1つずつ入力するような感じだったからかなり入力には抵抗があるらしかった。
入力している私に向かって金子さんが言った。
「ただ決まったことを入力するだけですから慣れちゃえば簡単ですよ。」
私は手を動かしたまま答えた。
「あらそうかしら。川島さんはお若いからよ。」
「そんなことないですよ。」
私は笑いながら言った。金子さんがそういうのもわからないでもない。
金子さんやもう 1人、庶務の藤崎さんという人は、始めの頃はテンキーの入力も人差し指で1つずつ入力するような感じだったからかなり入力には抵抗があるらしかった。