恋を手放す時
あの時
貴方が好きだと言ったら


彼は少し考えて言った

「俺にとって君は…」



その言葉の続きは何だったか思い出せない



思い出すのは

カナカナと虫が鳴く声と

夕暮れに吹き抜ける少し涼しい風
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