恋を手放す時
あの後
卒業してからも時々


街で見かけていた


ピンと伸びた背筋と

サラサラと揺れる髪の毛



声をかけたかったけど

気づいたら街路樹の陰に隠れていた私



この胸のざわつきが

まだ彼を好きなのだと教えてくれた
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