恋に落ちた瞬間、打ち上がったんだ
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式が始まった。
灯籠に照らされたガーデンへ、リクと入場する。
赤い和傘が夕闇に浮かび上がっているのが向こうに見えた。
各テーブルの上では、私とリクとで手作りした和ろうそくの火が揺れている。
最初のイメージとは、ずいぶんと趣が違うけれど、これもうっとりするほど幻想的……
プランナーさんがせっかく私の味方をしてくれたっていうのにね。
でもいい。不満はすっかり解消された。
プランナーさんがくれた資料には、リクが希望したようなプランだけでなく、和洋折衷プランや、式は洋でパーティーだけ和や、その逆のプランも混ざっていた。
でも、いざ話し合って見たら、私も自然とこの式と披露パーティーを望むようになっていた。