旦那様は仏様 ~もっとイチャイチャしたいんです~
「聡一さん」
「はい」
「今日、ありがとうございます。いっぱいイチャイチャしてくれて。すごく嬉しかった」
「お礼を言うのは私のほうです。あなたとたくさん触れ合えて最高の一日でした」
聡一はその言葉と共に美咲の頭を優しく撫ではじめた。聡一の手の感触が心地いい。でも、手しか触れていないのが物足りなくて、美咲は少しだけ聡一のほうへとすり寄った。
「ふふ、かわいい。美咲さん、腕枕しますか?」
思わぬ提案に鼓動が速まる。けれど、美咲は速まった鼓動の苦しさには気づかないふりをして、聡一の提案を受け入れた。
「……してほしいです」
「どうぞ?」
恐る恐る聡一の腕に頭を乗せてみる。密着度はそこまで高くないのに、ベッドで横になっているという状況からか、ドキドキが加速してしまう。それに耐えるように一度聡一から視線をそらすが、聡一に優しく頭を撫でられて、美咲はもう一度聡一と目を合わせた。
「おやすみなさい。美咲さん」
「おやすみなさい」
聡一は優しく微笑んだあとに、美咲のほうを向いたまま目をつむり眠ってしまった。一方の美咲はまだドキドキとして眠れそうにない。すぐ目の前に聡一のきれいな顔があって思わず見惚れてしまう。
(どうしよう。聡一さんの顔がすぐそばに。やばい、これ、チューしてみたくなる)
実際にキスする勇気はないのだが、聡一の顔を見ているとしたくてたまらなくなる。前までは手を繋ぐのですらやっとだったのに、こんなにいやらしい欲にとらわれるようになってしまった自分がなんだか恥ずかしい。思春期の男の子にでもなったような気分だ。美咲はどうにかこの煩悩を払おうとぎゅっと目をつむり、初めて羊を数えながら眠りについたのだった。
「はい」
「今日、ありがとうございます。いっぱいイチャイチャしてくれて。すごく嬉しかった」
「お礼を言うのは私のほうです。あなたとたくさん触れ合えて最高の一日でした」
聡一はその言葉と共に美咲の頭を優しく撫ではじめた。聡一の手の感触が心地いい。でも、手しか触れていないのが物足りなくて、美咲は少しだけ聡一のほうへとすり寄った。
「ふふ、かわいい。美咲さん、腕枕しますか?」
思わぬ提案に鼓動が速まる。けれど、美咲は速まった鼓動の苦しさには気づかないふりをして、聡一の提案を受け入れた。
「……してほしいです」
「どうぞ?」
恐る恐る聡一の腕に頭を乗せてみる。密着度はそこまで高くないのに、ベッドで横になっているという状況からか、ドキドキが加速してしまう。それに耐えるように一度聡一から視線をそらすが、聡一に優しく頭を撫でられて、美咲はもう一度聡一と目を合わせた。
「おやすみなさい。美咲さん」
「おやすみなさい」
聡一は優しく微笑んだあとに、美咲のほうを向いたまま目をつむり眠ってしまった。一方の美咲はまだドキドキとして眠れそうにない。すぐ目の前に聡一のきれいな顔があって思わず見惚れてしまう。
(どうしよう。聡一さんの顔がすぐそばに。やばい、これ、チューしてみたくなる)
実際にキスする勇気はないのだが、聡一の顔を見ているとしたくてたまらなくなる。前までは手を繋ぐのですらやっとだったのに、こんなにいやらしい欲にとらわれるようになってしまった自分がなんだか恥ずかしい。思春期の男の子にでもなったような気分だ。美咲はどうにかこの煩悩を払おうとぎゅっと目をつむり、初めて羊を数えながら眠りについたのだった。