旦那様は仏様 ~もっとイチャイチャしたいんです~
そして迎えた週末。この日も聡一はその腕の中に美咲を招き入れてくれたのだが、その状態になって早々に聡一はいつもと違う行動に打って出た。
「美咲さん」
「はい」
名前を呼ばれて聡一と目を合わせると、聡一の顔が急激に近づき、美咲の額にとても柔らかなものが押し当てられた。すぐにはそれが理解できなくて、美咲はパチパチと目を瞬かせたが、ゆっくり離れた聡一と再び目が合うと、聡一が額にキスしてくれたのだと美咲は理解した。
聡一の唇が触れたところから得も言われぬ快感が全身を駆け巡る。ただ唇が額に触れただけだというのに愛されている実感がものすごく湧いてきて、美咲は自然と喜びの笑みをその顔に浮かべていた。
「そんなに嬉しかったですか?」
「え?」
「そういう顔になっていますよ?」
美咲が嬉しいと思ったことなど聡一にはバレバレらしい。簡単にばれてしまったのが恥ずかしくて、美咲は少しだけ視線を下げてから、聡一の言葉を肯定するように頷いた。
「うん。嬉しかったんですね。私も嬉しいです」
聡一が美咲の頭を優しく撫でてくれたから、美咲は少し赤くなった顔を隠すようにして聡一の胸にすり寄った。
そのまましばらく美咲を撫でてくれた聡一だが、また「美咲さん」と呼びかけられて素直に顔を上げると再び額に口づけが降ってきた。それが嬉しくてまた笑みを浮かべれば、聡一は額、鼻、頬といろいろな場所へたくさんのキスを降らせてくる。美咲はされるがままになって、聡一から与えられるキスを大人しく受け入れていたのだが、一向に止む気配がないそれに我慢の限界が来て、思わず抗議の声を上げたのだった。
「美咲さん」
「はい」
名前を呼ばれて聡一と目を合わせると、聡一の顔が急激に近づき、美咲の額にとても柔らかなものが押し当てられた。すぐにはそれが理解できなくて、美咲はパチパチと目を瞬かせたが、ゆっくり離れた聡一と再び目が合うと、聡一が額にキスしてくれたのだと美咲は理解した。
聡一の唇が触れたところから得も言われぬ快感が全身を駆け巡る。ただ唇が額に触れただけだというのに愛されている実感がものすごく湧いてきて、美咲は自然と喜びの笑みをその顔に浮かべていた。
「そんなに嬉しかったですか?」
「え?」
「そういう顔になっていますよ?」
美咲が嬉しいと思ったことなど聡一にはバレバレらしい。簡単にばれてしまったのが恥ずかしくて、美咲は少しだけ視線を下げてから、聡一の言葉を肯定するように頷いた。
「うん。嬉しかったんですね。私も嬉しいです」
聡一が美咲の頭を優しく撫でてくれたから、美咲は少し赤くなった顔を隠すようにして聡一の胸にすり寄った。
そのまましばらく美咲を撫でてくれた聡一だが、また「美咲さん」と呼びかけられて素直に顔を上げると再び額に口づけが降ってきた。それが嬉しくてまた笑みを浮かべれば、聡一は額、鼻、頬といろいろな場所へたくさんのキスを降らせてくる。美咲はされるがままになって、聡一から与えられるキスを大人しく受け入れていたのだが、一向に止む気配がないそれに我慢の限界が来て、思わず抗議の声を上げたのだった。