旦那様は仏様 ~もっとイチャイチャしたいんです~
第七章 キスがしたい リベンジ
「もうじれったすぎる! 次回に続くをやりすぎじゃない?」
千佳にキスの成り行きを伝えたら、わめかれてしまった。
「アニメか何かみたいに言わないでよ」
「だってそう言いたくなるくらい進展してないんだから」
「進展はしてるでしょ。それに私だって成長してるから」
「そりゃあ、最初の状態から考えればそうだけど、ほっぺにチューって」
ほっぺにチューくらいで成長したとは言わないと言っているのだろう。だが、美咲が言いたいことはそういうことではない。
「そういうことじゃなくて! ちゃんとキスしようって決めてる日があるの」
「え、そうなの?」
「うん。その日に自分からする」
「いつ?」
「再来週に新婚旅行に行くから、そこで」
「あれ、まだ行ってなかったの?」
「うん。お互いの仕事の都合でこの時期になったんだよね」
もうすぐ結婚から一年を迎えようとしているが、二人のタイミングが上手く合わず、この時期になってしまった。だが、ある程度仲が深まった状態で行けるから、むしろこの時期でよかったかもしれないと思っている。それに新婚旅行という後押しがあれば、キスする勇気も湧いてきそうな気がするのだ。
千佳にキスの成り行きを伝えたら、わめかれてしまった。
「アニメか何かみたいに言わないでよ」
「だってそう言いたくなるくらい進展してないんだから」
「進展はしてるでしょ。それに私だって成長してるから」
「そりゃあ、最初の状態から考えればそうだけど、ほっぺにチューって」
ほっぺにチューくらいで成長したとは言わないと言っているのだろう。だが、美咲が言いたいことはそういうことではない。
「そういうことじゃなくて! ちゃんとキスしようって決めてる日があるの」
「え、そうなの?」
「うん。その日に自分からする」
「いつ?」
「再来週に新婚旅行に行くから、そこで」
「あれ、まだ行ってなかったの?」
「うん。お互いの仕事の都合でこの時期になったんだよね」
もうすぐ結婚から一年を迎えようとしているが、二人のタイミングが上手く合わず、この時期になってしまった。だが、ある程度仲が深まった状態で行けるから、むしろこの時期でよかったかもしれないと思っている。それに新婚旅行という後押しがあれば、キスする勇気も湧いてきそうな気がするのだ。