旦那様は仏様 ~もっとイチャイチャしたいんです~
第四章 抱きしめられたい
「で、イチャイチャライフはどうなってるの?」
千佳の自宅に招かれた美咲は、家に上がって早々に千佳に問いかけられた。すっかり千佳に定期報告するのが当たり前になっている。美咲は千佳の助言がありがたいし、千佳は美咲の話を楽しんでいるしでWin-Winな関係なわけだが、千佳が面白がって美咲をからかってくるところだけが玉に瑕だ。
「順調だよ? ほぼ毎日手繋いでる。信じられないくらい進歩したでしょ」
「いや、まあ、何もないところから考えればそうだけど……」
「だって、聡一さんから手握ってくれるんだよ? もう、幸せすぎる」
二人で外を歩くとき、聡一のほうから美咲の手を握ってくれるようになった。しかも、手を繋ぐ瞬間、必ず美咲と目を合わせて微笑んでくれる。まるで美咲と手を繋ぐことが嬉しいとでもいうように。そして、それは美咲の思い違いでもなくて、時折聡一は嬉しいのだと声に出して美咲に教えてくれる。二人は同じ気持ちで触れ合えているのだ。美咲は間違いなく幸せのイチャイチャライフを送っている。
「めっちゃ簡単に幸せになるじゃん……」
「全然簡単じゃないよ。ここまで長かったんだから!」
「まあ、それに関しては同意するわ。本当、じれったいんだもん。てか、私的にはまだじれったいんだけど。そろそろ次のステップ進まないの?」
「うん……まあ、したいなー、というか、してほしいなーってことはあるけど」
イチャイチャライフを送れいているなと思う反面、美咲はまた新たな欲にとらわれていた。
千佳の自宅に招かれた美咲は、家に上がって早々に千佳に問いかけられた。すっかり千佳に定期報告するのが当たり前になっている。美咲は千佳の助言がありがたいし、千佳は美咲の話を楽しんでいるしでWin-Winな関係なわけだが、千佳が面白がって美咲をからかってくるところだけが玉に瑕だ。
「順調だよ? ほぼ毎日手繋いでる。信じられないくらい進歩したでしょ」
「いや、まあ、何もないところから考えればそうだけど……」
「だって、聡一さんから手握ってくれるんだよ? もう、幸せすぎる」
二人で外を歩くとき、聡一のほうから美咲の手を握ってくれるようになった。しかも、手を繋ぐ瞬間、必ず美咲と目を合わせて微笑んでくれる。まるで美咲と手を繋ぐことが嬉しいとでもいうように。そして、それは美咲の思い違いでもなくて、時折聡一は嬉しいのだと声に出して美咲に教えてくれる。二人は同じ気持ちで触れ合えているのだ。美咲は間違いなく幸せのイチャイチャライフを送っている。
「めっちゃ簡単に幸せになるじゃん……」
「全然簡単じゃないよ。ここまで長かったんだから!」
「まあ、それに関しては同意するわ。本当、じれったいんだもん。てか、私的にはまだじれったいんだけど。そろそろ次のステップ進まないの?」
「うん……まあ、したいなー、というか、してほしいなーってことはあるけど」
イチャイチャライフを送れいているなと思う反面、美咲はまた新たな欲にとらわれていた。