旦那様は仏様 ~もっとイチャイチャしたいんです~
「……その……この間みたいに……座ってぎゅってしてほしい……です」
「……座って……あー。ふふ、じゃあ、あちらに行きましょう」
聡一は美咲の手を引き、ローテーブルのほうまで連れていってくれる。そして、その前に座ると自分の股の間を空けて、美咲に座るように促してきた。
「どうぞ? これであっていますか?」
美咲は「はい」と頷き、彼が空けてくれたスペースに身を置いてみた。するとすぐに聡一の腕が肩に回り、そっと引き寄せられる。必然、美咲の頭は彼の胸の辺りに位置しており、立っているときよりもずっと近くに聡一の顔があった。
(うわ、こんなんだっけ? これはヤバい。てか、顔が近い!)
あのときの自分がとんでもない格好をしていたのだと今になってわかる。だが、同時にとんでもない幸福感にも包まれ、これはもう引き返せなくなってしまったなと美咲は自分の気持ちを悟った。
「……座って……あー。ふふ、じゃあ、あちらに行きましょう」
聡一は美咲の手を引き、ローテーブルのほうまで連れていってくれる。そして、その前に座ると自分の股の間を空けて、美咲に座るように促してきた。
「どうぞ? これであっていますか?」
美咲は「はい」と頷き、彼が空けてくれたスペースに身を置いてみた。するとすぐに聡一の腕が肩に回り、そっと引き寄せられる。必然、美咲の頭は彼の胸の辺りに位置しており、立っているときよりもずっと近くに聡一の顔があった。
(うわ、こんなんだっけ? これはヤバい。てか、顔が近い!)
あのときの自分がとんでもない格好をしていたのだと今になってわかる。だが、同時にとんでもない幸福感にも包まれ、これはもう引き返せなくなってしまったなと美咲は自分の気持ちを悟った。