旦那様は仏様 ~もっとイチャイチャしたいんです~
「美咲さん、これがお気に召したのですか?」
美咲は声には出さずにこくこくと頷いてその問いを肯定した。
「でしたら、いつでも仰ってください。私もこうやってあなたを抱きしめられるのはとても嬉しいんですよ? 本当に幸せな気持ちになります」
やはり聡一はいつも通り素直に言葉にして教えてくれる。彼に嬉しいと言われてしまったら、美咲はもう逃れられない。甘い罠にとらわれてしまったようだ。きっとこれから何度も美咲は同じことをねだってしまうのだろう。
「聡一さん。私も、すごく幸せです。嬉しい」
「うん。では、好きなだけこうしていましょう」
その言葉に頷くと、美咲は甘えるようにして聡一にすり寄った。
すると、聡一は「かわいい」とぽつりとこぼしてから、優しく美咲の頭を撫ではじめた。
(うそ!? なでなでまでしてくれるの? 何この天国)
念願のなでなでに美咲はもう完全に脱力しきって、聡一に身を預けた。
「撫でられるの、嫌ではありませんか?」
「嫌じゃないです! 好き! ……です」
思わず勢いよく否定してしまって、少しだけ恥ずかしくなる。でも、聡一が変わらずに優しく撫でてくれたから、美咲は起こしてしまった体をもう一度聡一に預けて、そのぬくもりを楽しんだ。
美咲は声には出さずにこくこくと頷いてその問いを肯定した。
「でしたら、いつでも仰ってください。私もこうやってあなたを抱きしめられるのはとても嬉しいんですよ? 本当に幸せな気持ちになります」
やはり聡一はいつも通り素直に言葉にして教えてくれる。彼に嬉しいと言われてしまったら、美咲はもう逃れられない。甘い罠にとらわれてしまったようだ。きっとこれから何度も美咲は同じことをねだってしまうのだろう。
「聡一さん。私も、すごく幸せです。嬉しい」
「うん。では、好きなだけこうしていましょう」
その言葉に頷くと、美咲は甘えるようにして聡一にすり寄った。
すると、聡一は「かわいい」とぽつりとこぼしてから、優しく美咲の頭を撫ではじめた。
(うそ!? なでなでまでしてくれるの? 何この天国)
念願のなでなでに美咲はもう完全に脱力しきって、聡一に身を預けた。
「撫でられるの、嫌ではありませんか?」
「嫌じゃないです! 好き! ……です」
思わず勢いよく否定してしまって、少しだけ恥ずかしくなる。でも、聡一が変わらずに優しく撫でてくれたから、美咲は起こしてしまった体をもう一度聡一に預けて、そのぬくもりを楽しんだ。