敏腕社長との秘密の身ごもり一夜~身を引くはずが、迎えにきた御曹司に赤ちゃんごと溺愛されました~
「そうそう」
大地を覗き込んだ結果、要さんともかなり接近してしまい、慌てて離れた。
そんな私の様子に気づかないほど、要さんは大地にミルクを飲ませるのに必死だ。
「よく飲むな」
「最初は哺乳瓶を嫌がったんですよ。今も母乳と混合です」
飲み終えた大地を受け取り、げっぷをさせる。間もなく大地はうとうととし始め、ゆすっていると眠ってしまった。移動もあったので、疲れたのかもしれない。
案内されて寝室へ向かうが、寝室までは入ったことがないので少し緊張した。
ベビーベッドは要さんのキングサイズベッドの横に用意されてあった。
「あの、ここに大地を寝かせていいんですか?」
「ああ、夜に起きても世話をしやすいだろ」
「私もここで……?」
要さんがにやっと笑った。
「ベッドは広いからな。一緒に寝てもらうよ」
私は返答に困りながら大地をベッドに寝かせる。幸いなことに大地は起きない。くったりと身体を布団に預け、口をもごつかせて熟睡してしまった。
「私はソファでいいですよ」
「ひと月で落とすって言ってるだろ」
そう言って要さんが私を抱き寄せてきた。暗い寝室で、要さんの腕の中にいると、否応なしにあの夜が思い出された。
「ちゃんと伝えるから聞いてくれ、都子」
「要さん。駄目です」
大地を覗き込んだ結果、要さんともかなり接近してしまい、慌てて離れた。
そんな私の様子に気づかないほど、要さんは大地にミルクを飲ませるのに必死だ。
「よく飲むな」
「最初は哺乳瓶を嫌がったんですよ。今も母乳と混合です」
飲み終えた大地を受け取り、げっぷをさせる。間もなく大地はうとうととし始め、ゆすっていると眠ってしまった。移動もあったので、疲れたのかもしれない。
案内されて寝室へ向かうが、寝室までは入ったことがないので少し緊張した。
ベビーベッドは要さんのキングサイズベッドの横に用意されてあった。
「あの、ここに大地を寝かせていいんですか?」
「ああ、夜に起きても世話をしやすいだろ」
「私もここで……?」
要さんがにやっと笑った。
「ベッドは広いからな。一緒に寝てもらうよ」
私は返答に困りながら大地をベッドに寝かせる。幸いなことに大地は起きない。くったりと身体を布団に預け、口をもごつかせて熟睡してしまった。
「私はソファでいいですよ」
「ひと月で落とすって言ってるだろ」
そう言って要さんが私を抱き寄せてきた。暗い寝室で、要さんの腕の中にいると、否応なしにあの夜が思い出された。
「ちゃんと伝えるから聞いてくれ、都子」
「要さん。駄目です」