敏腕社長との秘密の身ごもり一夜~身を引くはずが、迎えにきた御曹司に赤ちゃんごと溺愛されました~
お茶を飲み、スイートポテトを食べ、私と麻里佳さんはそれぞれ子どもたちに授乳をした。要さんは調乳がいるか、オムツを先に替えるか、などなど気を聞かせてくれ、そんな彼を見て麻里佳さんは笑顔だった。
「要さんってこんなにいいパパの素質があったのね」
「パパ試用期間なんだよ。大地のパパにしてもらえるように頑張っているんだ」
「本採用になってから、手抜きしちゃ駄目よ」
麻里佳さんのからかう言葉に思わず私が返事をしてしまった。
「要さんは、本当にいいパパなので……そこは信頼しています」
その言葉に要さんが頬を赤らめ、今にも私を抱きしめたいという顔になる。私は慌てて付け足した。
「あの、上司と部下だったので。信頼は元から……」
麻里佳さんの前で抱きしめられたら困る。麻里佳さんはふふと楽しそうに笑って言った。
「なんだかふたり初々しくて、こっちがドキドキしちゃう」
「麻里佳、からかわないでくれ」
「要さんがどれだけ都子さんのことを好きだったか、私たくさんお話しできるわよ」
それは聞きたいような……恥ずかしいような。
「要さんってこんなにいいパパの素質があったのね」
「パパ試用期間なんだよ。大地のパパにしてもらえるように頑張っているんだ」
「本採用になってから、手抜きしちゃ駄目よ」
麻里佳さんのからかう言葉に思わず私が返事をしてしまった。
「要さんは、本当にいいパパなので……そこは信頼しています」
その言葉に要さんが頬を赤らめ、今にも私を抱きしめたいという顔になる。私は慌てて付け足した。
「あの、上司と部下だったので。信頼は元から……」
麻里佳さんの前で抱きしめられたら困る。麻里佳さんはふふと楽しそうに笑って言った。
「なんだかふたり初々しくて、こっちがドキドキしちゃう」
「麻里佳、からかわないでくれ」
「要さんがどれだけ都子さんのことを好きだったか、私たくさんお話しできるわよ」
それは聞きたいような……恥ずかしいような。