敏腕社長との秘密の身ごもり一夜~身を引くはずが、迎えにきた御曹司に赤ちゃんごと溺愛されました~
お昼までごちそうになって帰宅すると、大地は疲れたのかぐっすり眠ってしまった。いつもはそっと下ろすベッドも、普通に寝かせたところでびくともしない。
「大地、しばらく起きないだろうな。都子もこのタイミングで休んだらどうだ。慢性的に寝不足だし、うちの実家は疲れただろう」
「会長にも奥様にも優しくしていただいて嬉しいです。大地を歓迎してくれたのも、すごく……」
油断したら、目尻に涙がにじんでしまった。可愛い息子を愛してくれる人たちがいる。たくさんの愛に包まれ、受け入れてもらえた。それは母親として感動的なことだった。
「都子」
要さんが歩み寄り、私を抱き寄せる。優しい腕に、抗うことはしない。
胸に顔を埋めると、心の中のこりかたまった部分がするするとほどけていくような感覚がした。
「要さん、私……あなたと家族になりたいです。大地と会長と奥様と、みんなで家族に」
「都子、言葉のままに取るなら、それはプロポーズの返事になるんだが」
要さんが耳元でささやく。私はこくりと頷いた。
「あなたが望んでくれるなら。ありとあらゆることを一緒に乗り越えていきたいです」
「都子……!」
感極まった要さんの声が響いたと思ったら、もう唇が重なっていた。
優しく重なったのは最初だけで、すぐにあの晩のように激しいキスに変わる。
要さんから溢れた想いを、私も精一杯受け止めた。
「大地、しばらく起きないだろうな。都子もこのタイミングで休んだらどうだ。慢性的に寝不足だし、うちの実家は疲れただろう」
「会長にも奥様にも優しくしていただいて嬉しいです。大地を歓迎してくれたのも、すごく……」
油断したら、目尻に涙がにじんでしまった。可愛い息子を愛してくれる人たちがいる。たくさんの愛に包まれ、受け入れてもらえた。それは母親として感動的なことだった。
「都子」
要さんが歩み寄り、私を抱き寄せる。優しい腕に、抗うことはしない。
胸に顔を埋めると、心の中のこりかたまった部分がするするとほどけていくような感覚がした。
「要さん、私……あなたと家族になりたいです。大地と会長と奥様と、みんなで家族に」
「都子、言葉のままに取るなら、それはプロポーズの返事になるんだが」
要さんが耳元でささやく。私はこくりと頷いた。
「あなたが望んでくれるなら。ありとあらゆることを一緒に乗り越えていきたいです」
「都子……!」
感極まった要さんの声が響いたと思ったら、もう唇が重なっていた。
優しく重なったのは最初だけで、すぐにあの晩のように激しいキスに変わる。
要さんから溢れた想いを、私も精一杯受け止めた。