湊先輩の溺愛が止まりません!(旧)
こころなしか、笑顔が黒く見える。





「抱きつくのは女友達と俺だけね?家族は流石に縛らん。」






縛るってどういうこと?





……、まぁ、優ちゃんとかの女の子と先輩だけってことねっ!
 




てか私は、……




「先輩だから抱きつくんですもん……」





「……っ、そんなこと言ってアサヒに抱きついたクセに。」





「その時は優ちゃんと勘違いしちゃっただけですっ!先輩以外の男の子に抱きついたりしません。」





「約束だからね。もし破ったら……」
 



「……な、なんですか?」




「いーや。その時のお楽しみにしておこう」



「こ、こわいっ」




ニヤリと笑う先輩にはもうさっきの冷たさは
なかった。






ああ。これが私の好きな先輩だ。




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