湊先輩の溺愛が止まりません!(旧)
「……千代華。行かないで。」





「………っ」




悲しそうに声を出す先輩。




でも、わたしは……


 

「今の先輩っ…、よくわからないですっ…」




そう言うと小鳥遊くんが、わたしを先輩の部屋から出してくれた。




「「…………………」」




沈黙が流れる。




「えっと……小鳥遊くんありがと、」




「……俺が邪魔したいから入っただけなんだけどこうなるなんてな。」





「……へ?」
 


「まぁ、いいや。俺の部屋こい。」




「え……っ、あ、うん。」

 



☆☆☆

 

こと。





小さいテーブルにカップが置かれる。





「はい。オレンジジュース。」




「あ、ありがとうっ」




執事として借りている部屋なんだろうけど、
かっこよくて広い部屋だなぁ……





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