湊先輩の溺愛が止まりません!(旧)
風、、強いな。





わぁ…、空綺麗。




赤とオレンジのグラデが綺麗に映えている。





「もうこんな時間……?帰らなきゃ…」





夕焼けを見ているのも束の間。




机の教材を片付けようと窓から視線を変えようとした時だった。


「千代華……っ!」「……え?」



このクラスの人の声じゃない。





低めのハスキーボイス。





聞いてて心地良い。これは、





「生徒会長さん…?」




わたしは教室の扉の方を向いた。




「よかった…まだいた。」





「なんでここにいるんですか…?」





わたしは胸に手を当ててギュッと制服を掴む





「言ったじゃん。迎えに行くよって」






あれ、やっぱ間違えじゃなかったんだ…





「え、えっと……それでわたしになんのようですか…」





< 8 / 190 >

この作品をシェア

pagetop