湊先輩の溺愛が止まりません!(旧)
あさ、ひくん。




ど、どうしようっ……!




あれ、美園先輩……。




「アンタだって湊くんいらないんでしょ?
だったら邪魔こっちと付き合いなさいよ」




それだけ言って先輩は笑いながらどっかへ行った。




「千代華ちゃん、聖くんと付き合ってるの?」





「………っ、」





どうしようどうしようどうしよう。






《アンタだって湊くんいらないんでしょ?》







さっき言われた言葉が頭をぐるぐる悩ませる。

先輩のこと私好きなのに……っ、




「……ごめん夢ちゃん…っ!」




私は注目から外されるところに行きたくて
ひたすら走る。




逃げないって決めた……はずなのに……。。



涙がポロポロと流れていく。


私どうしたらいいのっ…?

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