Good day ! 3
第十三章 新たな家族の誕生
「恵真、忘れ物ない?」
「んー、多分…。母子手帳も持ったし、保険証も。あ、大和さん。退院の日は、この荷物を持って来てください。赤ちゃんのお洋服が入ってるの。あと、車にベビーシートも付けて来てくださいね」
「分かった」
11月4日の昼過ぎ。
恵真は荷物をまとめて入院の準備をする。
「次にここに帰って来る時は、四人家族になってるのね」
「ああ、そうだな」
大和は恵真の肩を抱いて、リビングを振り返る。
すると恵真が、じっと大和を見上げてきた。
「ん?どうかした?」
「うん…。もう大和さんと二人きりじゃなくなるの、なんだか少し寂しい気もして」
「どうして?」
「だって…。今までみたいに私のこと抱きしめてくれたり、その…、ただいまのキスも、してくれなくなるでしょう?」
「なーんだ。そんなこと?」
大和はニヤリと笑う。
「ご心配なく。これからも恵真のこと、抱きしめてキスして、散々甘やかすよ。だって俺は、ますます恵真を好きになるんだから」
「そ、そうですか。それは、良かった、です」
恵真は耳まで真っ赤になる。
「じゃあ、この部屋で過ごす二人の最後の時間に…」
そう言って大和は恵真に、うっとりするほど甘いキスをした。
「んー、多分…。母子手帳も持ったし、保険証も。あ、大和さん。退院の日は、この荷物を持って来てください。赤ちゃんのお洋服が入ってるの。あと、車にベビーシートも付けて来てくださいね」
「分かった」
11月4日の昼過ぎ。
恵真は荷物をまとめて入院の準備をする。
「次にここに帰って来る時は、四人家族になってるのね」
「ああ、そうだな」
大和は恵真の肩を抱いて、リビングを振り返る。
すると恵真が、じっと大和を見上げてきた。
「ん?どうかした?」
「うん…。もう大和さんと二人きりじゃなくなるの、なんだか少し寂しい気もして」
「どうして?」
「だって…。今までみたいに私のこと抱きしめてくれたり、その…、ただいまのキスも、してくれなくなるでしょう?」
「なーんだ。そんなこと?」
大和はニヤリと笑う。
「ご心配なく。これからも恵真のこと、抱きしめてキスして、散々甘やかすよ。だって俺は、ますます恵真を好きになるんだから」
「そ、そうですか。それは、良かった、です」
恵真は耳まで真っ赤になる。
「じゃあ、この部屋で過ごす二人の最後の時間に…」
そう言って大和は恵真に、うっとりするほど甘いキスをした。