Good day ! 3
『おはよう!恵真。良く眠れた?』
11月5日。
いよいよ出産の日の朝を迎えた。
恵真は、大和からのメッセージを読むとすぐに返信する。
『おはようございます。夕べは、大和さんがいないから寂しくてなかなか寝つけなかったけど、オルゴールを聴いていたら、いつの間にかぐっすり!体調もばっちりです』
『そう、良かった。退院したら、毎晩抱きしめてあげるからね』
返信を読んで、恵真は顔を真っ赤にする。
「やだ、なんか、文字で書かれると余計に…」
するとドアをノックして、看護師が入って来た。
「佐倉さーん、おはようございます。体調はいかがですか?あら、顔が赤いわね。まさか熱があるんじゃ?」
「い、いえ!大丈夫です。ほら、さっき測った体温も、36度5分でした」
恵真は慌てて体温計を見せる。
「そう、それなら良かったわ。えーっと、ご主人は立ち会い希望よね?10時に病院に来てもらえるかしら?」
「はい、伝えてあります」
「じゃあ、佐倉さんもそろそろ準備始めましょうね」
「はい」
いよいよか、と恵真は深呼吸して気持ちを落ち着かせる。
(大丈夫。大和さんもそばにいてくれるし、何よりやっと赤ちゃんに会えるんだもん!)
緊張よりも、ワクワクする気持ちの方が大きくなってきた。
『じゃあ大和さん。これから手術の準備始めますね』
『分かった。俺もあとで行くから。恵真のそばについてるからね』
『はい。待ってます』
恵真は微笑んでメッセージを送信すると、よし、頑張るぞ!と気合いを入れた。
11月5日。
いよいよ出産の日の朝を迎えた。
恵真は、大和からのメッセージを読むとすぐに返信する。
『おはようございます。夕べは、大和さんがいないから寂しくてなかなか寝つけなかったけど、オルゴールを聴いていたら、いつの間にかぐっすり!体調もばっちりです』
『そう、良かった。退院したら、毎晩抱きしめてあげるからね』
返信を読んで、恵真は顔を真っ赤にする。
「やだ、なんか、文字で書かれると余計に…」
するとドアをノックして、看護師が入って来た。
「佐倉さーん、おはようございます。体調はいかがですか?あら、顔が赤いわね。まさか熱があるんじゃ?」
「い、いえ!大丈夫です。ほら、さっき測った体温も、36度5分でした」
恵真は慌てて体温計を見せる。
「そう、それなら良かったわ。えーっと、ご主人は立ち会い希望よね?10時に病院に来てもらえるかしら?」
「はい、伝えてあります」
「じゃあ、佐倉さんもそろそろ準備始めましょうね」
「はい」
いよいよか、と恵真は深呼吸して気持ちを落ち着かせる。
(大丈夫。大和さんもそばにいてくれるし、何よりやっと赤ちゃんに会えるんだもん!)
緊張よりも、ワクワクする気持ちの方が大きくなってきた。
『じゃあ大和さん。これから手術の準備始めますね』
『分かった。俺もあとで行くから。恵真のそばについてるからね』
『はい。待ってます』
恵真は微笑んでメッセージを送信すると、よし、頑張るぞ!と気合いを入れた。