Good day ! 3
「ねえ、大和さん」
夜中に起きてきた双子に、それぞれ母乳とミルクをあげてから、スノードームのオルゴールを鳴らして寝かしつけていた。
気持ち良さそうにぐっすり眠る双子を見ながら、恵真が話し出す。
「ん?何?」
「あのね、このオルゴール。妊娠中もよく聴いてたから、やっぱり二人とも覚えてるみたいで。これを鳴らすとじーっと聴き入ってるの」
「そうだね。さっきもこれを聴きながら寝ちゃったし」
「ええ。それでね、入院中に改めて思ったの。このオルゴールの男の子と女の子、翼と舞だったんだなって」
「そうか、確かにそうだね」
くるくるとクリスマスツリーの周りを踊るように回る人形は、そう思うと、もう翼と舞にしか見えない。
「来るべくしてうちに来てくれたのかな?翼も舞も」
「そうだね。なんだか運命的な感じがする」
恵真は、胸元の羽のネックレスに手をやった。
「私達四人で、ようやく一つの家族なんですね」
「ああ。誰一人欠けてもいけない。俺達は四人で一つだ」
「ええ」
ネックレスに並んだ4つの誕生石を、恵真と大和は二人で見つめる。
「ずっとずっと、四人で幸せに暮らせますように」
「幸せにしてみせるよ。俺はみんなといると、とてつもなく強くなれる気がするんだ。恵真とこの子達を、必ず俺が守ってみせる」
「はい」
恵真は、目を潤ませながら微笑んだ。
夜中に起きてきた双子に、それぞれ母乳とミルクをあげてから、スノードームのオルゴールを鳴らして寝かしつけていた。
気持ち良さそうにぐっすり眠る双子を見ながら、恵真が話し出す。
「ん?何?」
「あのね、このオルゴール。妊娠中もよく聴いてたから、やっぱり二人とも覚えてるみたいで。これを鳴らすとじーっと聴き入ってるの」
「そうだね。さっきもこれを聴きながら寝ちゃったし」
「ええ。それでね、入院中に改めて思ったの。このオルゴールの男の子と女の子、翼と舞だったんだなって」
「そうか、確かにそうだね」
くるくるとクリスマスツリーの周りを踊るように回る人形は、そう思うと、もう翼と舞にしか見えない。
「来るべくしてうちに来てくれたのかな?翼も舞も」
「そうだね。なんだか運命的な感じがする」
恵真は、胸元の羽のネックレスに手をやった。
「私達四人で、ようやく一つの家族なんですね」
「ああ。誰一人欠けてもいけない。俺達は四人で一つだ」
「ええ」
ネックレスに並んだ4つの誕生石を、恵真と大和は二人で見つめる。
「ずっとずっと、四人で幸せに暮らせますように」
「幸せにしてみせるよ。俺はみんなといると、とてつもなく強くなれる気がするんだ。恵真とこの子達を、必ず俺が守ってみせる」
「はい」
恵真は、目を潤ませながら微笑んだ。