Good day ! 3
第十七章 妻として、母として
「恵真。天気もいいし、少しベビーカーで散歩しない?」
今日も大和はオフ。
12月にしてはポカポカと温かい陽気で、なかなか寝ない双子を見て、大和が提案する。
「いいですね。二人とも、外の空気に触れさせてあげたいし」
「じゃあ、授乳終わったら行こうか」
「はい」
暖かい服を着せ、ベビーカーに乗せてからブランケットをかける。
二人とも、外に出た途端に眩しそうに目を細め、手をパタパタさせた。
「お外は気持ちいいねー」
双子に声をかけながら、のんびりと近所を歩く。
「恵真。ここで待ってるから、好きな物買っておいで」
カフェの前で、大和が立ち止まる。
「あ、はい。じゃあすぐ戻ります」
恵真は店内のカウンターに行くと、ディカフェのモカと、オリジナルブレンドをテイクアウトした。
「はい、大和さん」
「お、ありがとう」
温かい飲み物を片手にまた歩き始めると、ポツポツと並ぶショップは、どこもきれいにクリスマスの飾り付けがされていた。
近くの公園のベンチに座って、ドリンクを飲む。
「はあー、なんかいいな。こんなふうに時間をのんびり使うのって」
「そうですね。のどかでゆったりしてて、なんだかおばあちゃんになった気分」
「おいおい、勘弁してくれよ」
ふふっと恵真は笑う。
「そうですよね。これから双子が大きくなったら、一緒にブランコに乗ったり、滑り台滑ったりしないといけませんよね」
「ああ、そうだよ。俺達、子ども時代をもう一度やり直す感じだな」
「確かに。体力つけておかないと!」
恵真は張り切ってガッツポーズをする。
「楽しみだな。この子達の成長」
「ええ」
二人で双子の顔を覗き込む。
元気いっぱいに手足を動かす双子に、大和と恵真は顔を見合わせて微笑んだ。
今日も大和はオフ。
12月にしてはポカポカと温かい陽気で、なかなか寝ない双子を見て、大和が提案する。
「いいですね。二人とも、外の空気に触れさせてあげたいし」
「じゃあ、授乳終わったら行こうか」
「はい」
暖かい服を着せ、ベビーカーに乗せてからブランケットをかける。
二人とも、外に出た途端に眩しそうに目を細め、手をパタパタさせた。
「お外は気持ちいいねー」
双子に声をかけながら、のんびりと近所を歩く。
「恵真。ここで待ってるから、好きな物買っておいで」
カフェの前で、大和が立ち止まる。
「あ、はい。じゃあすぐ戻ります」
恵真は店内のカウンターに行くと、ディカフェのモカと、オリジナルブレンドをテイクアウトした。
「はい、大和さん」
「お、ありがとう」
温かい飲み物を片手にまた歩き始めると、ポツポツと並ぶショップは、どこもきれいにクリスマスの飾り付けがされていた。
近くの公園のベンチに座って、ドリンクを飲む。
「はあー、なんかいいな。こんなふうに時間をのんびり使うのって」
「そうですね。のどかでゆったりしてて、なんだかおばあちゃんになった気分」
「おいおい、勘弁してくれよ」
ふふっと恵真は笑う。
「そうですよね。これから双子が大きくなったら、一緒にブランコに乗ったり、滑り台滑ったりしないといけませんよね」
「ああ、そうだよ。俺達、子ども時代をもう一度やり直す感じだな」
「確かに。体力つけておかないと!」
恵真は張り切ってガッツポーズをする。
「楽しみだな。この子達の成長」
「ええ」
二人で双子の顔を覗き込む。
元気いっぱいに手足を動かす双子に、大和と恵真は顔を見合わせて微笑んだ。