Good day ! 3
「ありがとうございました!いやー、これまたアップした途端、コメントたくさん付きそうですね。楽しみ!」
川原は、ソワソワと録画をチェックする。
「急いで編集しなきゃ!それじゃあ、佐倉キャプテン、藤崎さん、ありがとうございました」
「こちらこそ、ありがとうございました」
そそくさと部屋をあとにする川原を見送ってから、ふう…と二人で椅子に座り直す。
「なんだか、懐かしいような新鮮なような、変な感じだな」
「そうですね。あのフライトから3年以上経つんですね」
思い出しながら、二人で静かに話をする。
「あの時は、恵真と結婚出来たことが、ただただ嬉しかった。それが今度は、子ども達を乗せて飛ぶんだ」
「ええ。それに、両親達も」
「ああ。そしてまた、恵真と一緒にコックピットに入る。恵真、前回のハネムーンフライトの時、俺は幸せの絶頂にいると思っていたんだ。でも今、もう一度恵真と一緒に飛べることが、あの時以上に嬉しい」
大和は優しく恵真を見つめる。
「恵真と結婚した時が幸せの絶頂じゃなかったんだ。夢はどんどん膨らむ。幸せもどんどん大きくなる。そして俺は、ますます恵真を好きになっていく」
恵真も微笑んで頷く。
「私も、日に日に喜びを感じます。翼と舞がいてくれることに、大和さんがいつも変わらず抱きしめて守ってくれることに」
大和はそっと恵真を抱き寄せる。
「これからも、毎日を大切に過ごそう。家族四人で過ごせる幸せを感じながら」
「はい。大和さんのそばにいれば、私はいつだって幸せです」
恵真…と大和が切なげに呟く。
恵真の頭のうしろに手を置き、ゆっくりと顔を傾けて目を閉じた時だった。
ピタッと恵真が大和の胸を両手で押さえて止める。
「え、恵真?」
「ではキャプテン。私はフライトがありますので、失礼致します」
すくっと立ち上がり、お辞儀をしてから部屋を出ていく。
「くーっ!この、可愛い頑固者!帰ったら覚悟しろよ!」
大和は思わず、恵真のうしろ姿に向かって叫んだ。
川原は、ソワソワと録画をチェックする。
「急いで編集しなきゃ!それじゃあ、佐倉キャプテン、藤崎さん、ありがとうございました」
「こちらこそ、ありがとうございました」
そそくさと部屋をあとにする川原を見送ってから、ふう…と二人で椅子に座り直す。
「なんだか、懐かしいような新鮮なような、変な感じだな」
「そうですね。あのフライトから3年以上経つんですね」
思い出しながら、二人で静かに話をする。
「あの時は、恵真と結婚出来たことが、ただただ嬉しかった。それが今度は、子ども達を乗せて飛ぶんだ」
「ええ。それに、両親達も」
「ああ。そしてまた、恵真と一緒にコックピットに入る。恵真、前回のハネムーンフライトの時、俺は幸せの絶頂にいると思っていたんだ。でも今、もう一度恵真と一緒に飛べることが、あの時以上に嬉しい」
大和は優しく恵真を見つめる。
「恵真と結婚した時が幸せの絶頂じゃなかったんだ。夢はどんどん膨らむ。幸せもどんどん大きくなる。そして俺は、ますます恵真を好きになっていく」
恵真も微笑んで頷く。
「私も、日に日に喜びを感じます。翼と舞がいてくれることに、大和さんがいつも変わらず抱きしめて守ってくれることに」
大和はそっと恵真を抱き寄せる。
「これからも、毎日を大切に過ごそう。家族四人で過ごせる幸せを感じながら」
「はい。大和さんのそばにいれば、私はいつだって幸せです」
恵真…と大和が切なげに呟く。
恵真の頭のうしろに手を置き、ゆっくりと顔を傾けて目を閉じた時だった。
ピタッと恵真が大和の胸を両手で押さえて止める。
「え、恵真?」
「ではキャプテン。私はフライトがありますので、失礼致します」
すくっと立ち上がり、お辞儀をしてから部屋を出ていく。
「くーっ!この、可愛い頑固者!帰ったら覚悟しろよ!」
大和は思わず、恵真のうしろ姿に向かって叫んだ。