Good day ! 3
第二十二章 果てしなく優しい世界
「おとうさん!おかあさん!」
ホテルの部屋のドアを開けると、翼と舞が笑顔で飛びついてきた。
「翼、舞、会いたかった!」
恵真も大和も、笑顔で二人を抱きしめる。
フライトを終え、先にホテルに向かっていた両親達と部屋で合流することになっていた。
「どうだった?飛行機」
「うん!すごかった!あのね、ぐーんってとんだの」
「そう、とんだの!それでね、おねえさんがりんごジュースくれたの!」
「あと、おもちゃも!」
「ひこうきの、ふわふわしたおもちゃ!」
「ごはんもね、おいしかった!」
「ハンバーグと、ゼリーと、あと…」
「ソーセージとめだまやき!」
止まらない二人の話に、大和は苦笑いする。
「そうかそうか。感想がおもちゃと食べ物のことばっかりだけど、楽しんでくれたようで何よりだよ」
すると、大和の母が笑いながら話す。
「二人とも、離陸の時は窓の外に夢中だったけど、お姉さんに色々もらったら、もう景色はそっちのけよ。ご飯もパクパク食べて、コテンって寝ちゃって」
「そうそう。結局、着陸のアナウンスの時にようやく起きたの」
恵真の母と二人で、思い出したように笑い合う。
「でも、夜明けの瞬間はきれいだったなあ」
「そうですよね。もう感動しましたよ」
父親達は、どうやら二人ともロマンチストで気が合うらしい。
二人で、いかに空がきれいなグラデーションだったかを語り合っている。
「とにかく二人とも着替えてらっしゃい」
「そうね。これ、あなた達の部屋のキーよ」
母親達に促されて着替えに行こうとすると、父親達が止めた。
「ちょっと待って!せっかくだから、写真撮ろう」
「そうだよ。こんな素晴らしい日なんだから、記念に撮っておかなくちゃ」
タイマーをセットすると、8人でバルコニーから見える海をバックに写真を撮った。
「おおー、いい写真だ!」
「本当に。これ、引き伸ばして飾りましょうよ」
父親達は、またもや盛り上がっている。
恵真と大和は隣の部屋に行き、着替えてくることにした。
ホテルの部屋のドアを開けると、翼と舞が笑顔で飛びついてきた。
「翼、舞、会いたかった!」
恵真も大和も、笑顔で二人を抱きしめる。
フライトを終え、先にホテルに向かっていた両親達と部屋で合流することになっていた。
「どうだった?飛行機」
「うん!すごかった!あのね、ぐーんってとんだの」
「そう、とんだの!それでね、おねえさんがりんごジュースくれたの!」
「あと、おもちゃも!」
「ひこうきの、ふわふわしたおもちゃ!」
「ごはんもね、おいしかった!」
「ハンバーグと、ゼリーと、あと…」
「ソーセージとめだまやき!」
止まらない二人の話に、大和は苦笑いする。
「そうかそうか。感想がおもちゃと食べ物のことばっかりだけど、楽しんでくれたようで何よりだよ」
すると、大和の母が笑いながら話す。
「二人とも、離陸の時は窓の外に夢中だったけど、お姉さんに色々もらったら、もう景色はそっちのけよ。ご飯もパクパク食べて、コテンって寝ちゃって」
「そうそう。結局、着陸のアナウンスの時にようやく起きたの」
恵真の母と二人で、思い出したように笑い合う。
「でも、夜明けの瞬間はきれいだったなあ」
「そうですよね。もう感動しましたよ」
父親達は、どうやら二人ともロマンチストで気が合うらしい。
二人で、いかに空がきれいなグラデーションだったかを語り合っている。
「とにかく二人とも着替えてらっしゃい」
「そうね。これ、あなた達の部屋のキーよ」
母親達に促されて着替えに行こうとすると、父親達が止めた。
「ちょっと待って!せっかくだから、写真撮ろう」
「そうだよ。こんな素晴らしい日なんだから、記念に撮っておかなくちゃ」
タイマーをセットすると、8人でバルコニーから見える海をバックに写真を撮った。
「おおー、いい写真だ!」
「本当に。これ、引き伸ばして飾りましょうよ」
父親達は、またもや盛り上がっている。
恵真と大和は隣の部屋に行き、着替えてくることにした。