Good day ! 3
「えーっと、どんな文面がいいかな」
午前中で退社した恵真は、タクシーでマンションに帰り、昼食を食べてから少しベッドで横になった。
そのあと紅茶を飲みながら、早速交流会のお知らせを作り始めていた。
「うーんと、まずは気軽なおしゃべりの場ってことを伝えたいでしょ?それからどんな職種でもOK、性別も年齢も問わず、育児や出産に関するお話に興味があれば誰でもウェルカムで…」
パソコンに文章を打ち込み、読みやすくデザインしたりイラストで飾っていく作業は思いのほか楽しく、恵真は時間を忘れて没頭していた。
「大変!もうこんな時間」
気づけば2時間も経っていた。
急いでパソコンを閉じ、夕食の準備にとりかかる。
「今日はいつもより動いた1日だったから、手抜きメニューにさせてもらおう」
大和が注文してくれた、レトルト食品を活用させてもらう。
いくつか選んで皿に盛り付けると、ラップをかけて温めるだけの状態にする。
あとは作り置きしておいた何品かを添えて、味噌汁だけを作った。
大和の帰りを待つ間、ソファで今日の事を思い出す。
ディスパッチルームのざわめき、コックピットの空気感、どれもが懐かしく恋しい。
いつか必ずあそこに戻りたい。
戻ってみせる。
でも今は…
恵真はお腹に手を当てる。
今はこの子達をしっかり守る。
守ってみせる。
一歩一歩焦らず、今出来る事をしながら、今しか味わえない貴重な経験を大事にしながら、もっと強くなろう。
恵真は心に固く誓った。
午前中で退社した恵真は、タクシーでマンションに帰り、昼食を食べてから少しベッドで横になった。
そのあと紅茶を飲みながら、早速交流会のお知らせを作り始めていた。
「うーんと、まずは気軽なおしゃべりの場ってことを伝えたいでしょ?それからどんな職種でもOK、性別も年齢も問わず、育児や出産に関するお話に興味があれば誰でもウェルカムで…」
パソコンに文章を打ち込み、読みやすくデザインしたりイラストで飾っていく作業は思いのほか楽しく、恵真は時間を忘れて没頭していた。
「大変!もうこんな時間」
気づけば2時間も経っていた。
急いでパソコンを閉じ、夕食の準備にとりかかる。
「今日はいつもより動いた1日だったから、手抜きメニューにさせてもらおう」
大和が注文してくれた、レトルト食品を活用させてもらう。
いくつか選んで皿に盛り付けると、ラップをかけて温めるだけの状態にする。
あとは作り置きしておいた何品かを添えて、味噌汁だけを作った。
大和の帰りを待つ間、ソファで今日の事を思い出す。
ディスパッチルームのざわめき、コックピットの空気感、どれもが懐かしく恋しい。
いつか必ずあそこに戻りたい。
戻ってみせる。
でも今は…
恵真はお腹に手を当てる。
今はこの子達をしっかり守る。
守ってみせる。
一歩一歩焦らず、今出来る事をしながら、今しか味わえない貴重な経験を大事にしながら、もっと強くなろう。
恵真は心に固く誓った。