Good day ! 3
「うん!順調ね。ほんとにびっくりするわ。双子ママで、ここまで何もトラブルがないなんて。少し貧血気味だから、一応、鉄剤を出しておくわね。それくらいかな?」
36週の健診でも、恵真も赤ちゃんも元気で問題なし。
このままなら、管理入院も必要ないと言われる。
「子宮頸管も4cmあるしね。赤ちゃんの体重も、二人とも2400g超えてるけど、ママの身長も高いから大丈夫そう。予定通り11月4日に前日入院、5日に帝王切開で出産しましょう」
「はい」
いよいよだなと、恵真は深呼吸して気持ちを落ち着かせた。
「先生、退院は何日になりそうでしょうか?」
隣で大和が尋ねる。
「そうね、初産で何もなければ7日後だから…。11月12日になると思います」
「分かりました」
大和は頷くと、恵真に「11日までは飛ぶかもしれない」と告げる。
恵真も、そうしてくださいと頷いた。
「えっと、入院は個室希望だったかしら?」
「はい。個室は面会時間が長いのですよね?」
「そうね。朝9時から夜8時まで大丈夫よ」
「では個室でお願いします」
大和はそう答えてから、恵真に
「乗務の前か後、どちらかには毎日顔を出すよ」と微笑む。
恵真も、安心して頷いた。
「パパは、立ち会い出産ご希望ですか?」
ふいに尋ねられ、大和は、えっ!と驚く。
「帝王切開でも立ち会えるんですか?」
「ええ。その時の状況にもよるけれど、うちの病院では可能です。もちろんどうなるか分からないし、ママのその時の気分にもよるけれどね」
大和は、そっと恵真の様子をうかがう。
「恵真、もし大丈夫そうなら立ち会ってもいい?」
恵真はにっこり笑って頷いた。
「はい。大和さんがそばにいてくれたら、私も心強いです」
「良かった!先生、可能なら立ち会わせてください」
「分かりました。お二人で一緒に赤ちゃんを迎えられるといいですね」
はい!と返事をしてから、二人で顔を見合わせて微笑む。
「それでは、このまま引き続きお大事に。出産まで本当にあと少し。頑張りましょうね!」
二人で、はい、よろしくお願いしますと頭を下げて病室をあとにした。
36週の健診でも、恵真も赤ちゃんも元気で問題なし。
このままなら、管理入院も必要ないと言われる。
「子宮頸管も4cmあるしね。赤ちゃんの体重も、二人とも2400g超えてるけど、ママの身長も高いから大丈夫そう。予定通り11月4日に前日入院、5日に帝王切開で出産しましょう」
「はい」
いよいよだなと、恵真は深呼吸して気持ちを落ち着かせた。
「先生、退院は何日になりそうでしょうか?」
隣で大和が尋ねる。
「そうね、初産で何もなければ7日後だから…。11月12日になると思います」
「分かりました」
大和は頷くと、恵真に「11日までは飛ぶかもしれない」と告げる。
恵真も、そうしてくださいと頷いた。
「えっと、入院は個室希望だったかしら?」
「はい。個室は面会時間が長いのですよね?」
「そうね。朝9時から夜8時まで大丈夫よ」
「では個室でお願いします」
大和はそう答えてから、恵真に
「乗務の前か後、どちらかには毎日顔を出すよ」と微笑む。
恵真も、安心して頷いた。
「パパは、立ち会い出産ご希望ですか?」
ふいに尋ねられ、大和は、えっ!と驚く。
「帝王切開でも立ち会えるんですか?」
「ええ。その時の状況にもよるけれど、うちの病院では可能です。もちろんどうなるか分からないし、ママのその時の気分にもよるけれどね」
大和は、そっと恵真の様子をうかがう。
「恵真、もし大丈夫そうなら立ち会ってもいい?」
恵真はにっこり笑って頷いた。
「はい。大和さんがそばにいてくれたら、私も心強いです」
「良かった!先生、可能なら立ち会わせてください」
「分かりました。お二人で一緒に赤ちゃんを迎えられるといいですね」
はい!と返事をしてから、二人で顔を見合わせて微笑む。
「それでは、このまま引き続きお大事に。出産まで本当にあと少し。頑張りましょうね!」
二人で、はい、よろしくお願いしますと頭を下げて病室をあとにした。