忘れられない夏がすぐそこに。
っ、
そこには、目を閉じた光希くんと見たことがある女の子がキスをしている写真。
バクバクバクと心臓が不快に暴れ出す。
なに、これ・・・
この子がさっきの電話の子?
彼女だって言ってたけど・・・
え・・・・・・私が遊びなの・・・?
・・・・・・確かに、付き合おうって話はしてないけど・・・
両想いだから勝手に付き合っているもんだと思っていた。
じゃあ、やっぱり私が・・・
写真を見るとお似合いの男女が写っている。
心の中で何かが大きな音を立てて崩れた気がした。
その数分後、
私は震える指で光希くんをブロックした。