海底に沈む世界を救う為に異種間恋愛します
このままオーシャンに行くからか、荷物が少しだけ多い。
俺は流石に今の姿だと目立つ為、魔法で陸の人間の姿になるように耳鰭と尾鰭を隠した。
もちろん服とかはアオが持っていた雑誌と言う本を読んで、陸で人気な姿になる為に魔法で服装を変えた。
「セラ!早く!いく……んぇ!?」
「どうしたアオ?」
「いや、耳鰭と尾鰭がないし…それに…」
「魔法で隠しただけだ、流石に本来の格好じゃ目立つし怪しまれるからな」
「怪しまれるどころか…アンタは高身長でイケメン、筋肉質で周りの女性から狙われそうな姿だよ…」
「ないない…それに俺は番のお前以外のメスには興味がない」
俺はアオの頭を優しく撫でた。
「ば、馬鹿!やめっ!//」
アオは慣れてなかったからか、恥ずかしさで俺と顔を合わせずに、素早く俺の手を引いて住処を後にした。
本人は無意識か意識してるのか、顔の赤面と行動があってないが、その行動が可愛らしい。
住処から出て暫くすると、人が多い場所に来た。
そしてそのまま、アオに手を引かれ陸の人間が移動に使う電車というものに乗った。
オーシャンでは陸みたいな技術はなく、魔法や術に特化していて、移動は海馬だ。
しかし、この電車と言うのは駅と言う場所に止まる度に、人が乗ってきて増えていく。
「ねぇ…ねぇ、あの人やばくない?めちゃくちゃイケメンなんだけど…」
「すごい、イケメン…なんかあれセバスタに似てない?」
「だけど、あの人の隣にいるの…彼女かな?」
「えー…でもかなりの身長差カップル…」
「でも彼女さんの方ボーイシュでカッコ可愛くない?男装とか似合いそう」
先に席に座っていたメスがこちらに気づき、他のメスのヒソヒソ声が耳に入る。
どうやら、陸の人間には俺の身長だとかなり目立つらしい。
「…………」
「どうしたアオ?」
「……だ、大丈夫。ちょっと恥ずかしいだけ」
アオは顔を赤らめさせて、しかも見事に耳まで赤い。
どうやら、例のメスの会話がアオの耳にも入ったみたいだ。
恥ずかしさからか、顔を俺に一切向けずに電車の窓をただ見つめてる。
まぁ、異性関係が全くもってないアオからしたら初めての経験だ。
かくいう俺も、メスと異性関係持つのは初めてだ。
種族柄、他種族とは違って俺の種族…シーラカンス族は子を沢山産む種族ではなく、陸の人間と同じく1人しか産めないし…そのせいか、より良い子孫を残したいが為に他種族とは違って交尾本能が凄まじい。
だからこそ、メス選びには慎重になる。
俺も慎重な方だが…。
まぁ、俺の場合はアオが相手が強いって分かっていても、構わずな立ち向かう強さに惹かれてしまった…あとチャーハンが美味い。
そんなアオが今じゃ、自分の心内を知られた上に初めての番になって…。
あの強気が無くなって、なんともまぁ、可愛いらしいメスなってる。
「な、なんだよ…そんなに」
「いや、昨夜の勢いが無くなって可愛いらしくなってるなと」
「ば、バカヤロウ!そそそ、そんなこと急に言うな!!ほら!もう着くから降りるよ!」
「はいはい」
アオは俺とはぐれないように手を繋ぐ。
アオに手を引かれ人混みの中を歩くが、俺の身長が高い為かアオの姿が上からよく見える。
「通勤ラッシュ過ぎても、場所的に人が多いのは仕方ないか…ほら、おばさんが待ってるから早く行こ」
「おばさん?」
「アオーー!!!久しぶり!!!」
すると、出口近くで手を振って、アオの名を呼んでいるメスが居た。
多分あれがアオが言うおばさんなんだろう。
「ヒフミおばさん!!お久しぶりです!!」
「今朝急に泊まりに来るって、電話きたからさー私仕事休んじゃった!」
「すみません、急に…押しかけるようになって」
「いや、いいのよ!だって、可愛い姪っ子が久しぶりに来るんだ……ん?」
「…………」
ヒフミがこちらに気づいた。
「あ、おばさん…紹介するね…その…彼は…彼は…」
アオは流石に番とは言えないのは分かっているが、必死に言葉を考えて言える言葉を決めて、それを言わなきゃいけないが初めてで、恥ずかしさからか中々口からその言葉が出てこない。
「……」
「か、かか…彼は、私のこ、こここここ……恋人のセラ!!!」
「恋人!?え??アオの恋人!?ちょ、それ早く言ってよ!こんなラフな格好で来たじゃん!」
「はじめまして…俺はセラ・クロッソと言います」
「あらやだ!すごい良い人な上に外国の方?やるじゃないアオ!」
「あ……ははは」
「ここじゃあれだし、ほら車に乗って家でお茶でも飲みましょ!」
ヒフミに言われ、車というものにアオと一緒に乗った。
そして、車を走らせ20分くらいでヒフミの住処に着いた。
「去年から先週まで海の上だったから…おばさん家がこんなにも久しぶりに感じる」
「そう?あんまり変わってないわよ!アナタの部屋はまだ残しているし、掃除もしているからそこで2人は泊まって」
「まだ残していたの!?おばさん使えばいいのに」
「今回みたいに、なんかあった時に使うから残してるのよ!さぁさぁ上がって上がって、とりあえず荷物置いてきて」
「わかった、ほら行くよセラ」
「わかった…荷物は俺が持つ。重たいだろ」
「あ、ありがとう」
自分達の荷物を持ち、住処に上がる。
アオの住処とは違い、今の陸の人間の住処にしては珍しく広くて古い住処だ。
アオの後を追って着いていく。
俺は流石に今の姿だと目立つ為、魔法で陸の人間の姿になるように耳鰭と尾鰭を隠した。
もちろん服とかはアオが持っていた雑誌と言う本を読んで、陸で人気な姿になる為に魔法で服装を変えた。
「セラ!早く!いく……んぇ!?」
「どうしたアオ?」
「いや、耳鰭と尾鰭がないし…それに…」
「魔法で隠しただけだ、流石に本来の格好じゃ目立つし怪しまれるからな」
「怪しまれるどころか…アンタは高身長でイケメン、筋肉質で周りの女性から狙われそうな姿だよ…」
「ないない…それに俺は番のお前以外のメスには興味がない」
俺はアオの頭を優しく撫でた。
「ば、馬鹿!やめっ!//」
アオは慣れてなかったからか、恥ずかしさで俺と顔を合わせずに、素早く俺の手を引いて住処を後にした。
本人は無意識か意識してるのか、顔の赤面と行動があってないが、その行動が可愛らしい。
住処から出て暫くすると、人が多い場所に来た。
そしてそのまま、アオに手を引かれ陸の人間が移動に使う電車というものに乗った。
オーシャンでは陸みたいな技術はなく、魔法や術に特化していて、移動は海馬だ。
しかし、この電車と言うのは駅と言う場所に止まる度に、人が乗ってきて増えていく。
「ねぇ…ねぇ、あの人やばくない?めちゃくちゃイケメンなんだけど…」
「すごい、イケメン…なんかあれセバスタに似てない?」
「だけど、あの人の隣にいるの…彼女かな?」
「えー…でもかなりの身長差カップル…」
「でも彼女さんの方ボーイシュでカッコ可愛くない?男装とか似合いそう」
先に席に座っていたメスがこちらに気づき、他のメスのヒソヒソ声が耳に入る。
どうやら、陸の人間には俺の身長だとかなり目立つらしい。
「…………」
「どうしたアオ?」
「……だ、大丈夫。ちょっと恥ずかしいだけ」
アオは顔を赤らめさせて、しかも見事に耳まで赤い。
どうやら、例のメスの会話がアオの耳にも入ったみたいだ。
恥ずかしさからか、顔を俺に一切向けずに電車の窓をただ見つめてる。
まぁ、異性関係が全くもってないアオからしたら初めての経験だ。
かくいう俺も、メスと異性関係持つのは初めてだ。
種族柄、他種族とは違って俺の種族…シーラカンス族は子を沢山産む種族ではなく、陸の人間と同じく1人しか産めないし…そのせいか、より良い子孫を残したいが為に他種族とは違って交尾本能が凄まじい。
だからこそ、メス選びには慎重になる。
俺も慎重な方だが…。
まぁ、俺の場合はアオが相手が強いって分かっていても、構わずな立ち向かう強さに惹かれてしまった…あとチャーハンが美味い。
そんなアオが今じゃ、自分の心内を知られた上に初めての番になって…。
あの強気が無くなって、なんともまぁ、可愛いらしいメスなってる。
「な、なんだよ…そんなに」
「いや、昨夜の勢いが無くなって可愛いらしくなってるなと」
「ば、バカヤロウ!そそそ、そんなこと急に言うな!!ほら!もう着くから降りるよ!」
「はいはい」
アオは俺とはぐれないように手を繋ぐ。
アオに手を引かれ人混みの中を歩くが、俺の身長が高い為かアオの姿が上からよく見える。
「通勤ラッシュ過ぎても、場所的に人が多いのは仕方ないか…ほら、おばさんが待ってるから早く行こ」
「おばさん?」
「アオーー!!!久しぶり!!!」
すると、出口近くで手を振って、アオの名を呼んでいるメスが居た。
多分あれがアオが言うおばさんなんだろう。
「ヒフミおばさん!!お久しぶりです!!」
「今朝急に泊まりに来るって、電話きたからさー私仕事休んじゃった!」
「すみません、急に…押しかけるようになって」
「いや、いいのよ!だって、可愛い姪っ子が久しぶりに来るんだ……ん?」
「…………」
ヒフミがこちらに気づいた。
「あ、おばさん…紹介するね…その…彼は…彼は…」
アオは流石に番とは言えないのは分かっているが、必死に言葉を考えて言える言葉を決めて、それを言わなきゃいけないが初めてで、恥ずかしさからか中々口からその言葉が出てこない。
「……」
「か、かか…彼は、私のこ、こここここ……恋人のセラ!!!」
「恋人!?え??アオの恋人!?ちょ、それ早く言ってよ!こんなラフな格好で来たじゃん!」
「はじめまして…俺はセラ・クロッソと言います」
「あらやだ!すごい良い人な上に外国の方?やるじゃないアオ!」
「あ……ははは」
「ここじゃあれだし、ほら車に乗って家でお茶でも飲みましょ!」
ヒフミに言われ、車というものにアオと一緒に乗った。
そして、車を走らせ20分くらいでヒフミの住処に着いた。
「去年から先週まで海の上だったから…おばさん家がこんなにも久しぶりに感じる」
「そう?あんまり変わってないわよ!アナタの部屋はまだ残しているし、掃除もしているからそこで2人は泊まって」
「まだ残していたの!?おばさん使えばいいのに」
「今回みたいに、なんかあった時に使うから残してるのよ!さぁさぁ上がって上がって、とりあえず荷物置いてきて」
「わかった、ほら行くよセラ」
「わかった…荷物は俺が持つ。重たいだろ」
「あ、ありがとう」
自分達の荷物を持ち、住処に上がる。
アオの住処とは違い、今の陸の人間の住処にしては珍しく広くて古い住処だ。
アオの後を追って着いていく。