オレンジ色の教室で、告白しました。
緊張しすぎて思いっきり噛んでしまった。
「ははっ。お前、相変わらずだな」
そんな私を見て笑う彼。程よく日焼けした肌に白い歯が見えてとてもかっこいいのだけれど笑うと可愛く見えるのは私だけだろうか。
サラサラのストレートの髪の毛、整った顔立ち、ほんのり日焼けした肌、部活で鍛えられたガッチリとした体型。
爽やかイケメンな彼は学校でも人気ナンバーワンと言ってもいいほど女子に人気だ。
「……で?話ってなんだよ?」
「あ、えっと……」
彼に見とれていると急に話しかけられ、あたふたしてしまう。そうだ。今日彼を呼び出したのは私の想いを伝えるため。
告白、するためだった……。
「あ、あのね、私の気持ち……聞いてくれる?」
「おう。ゆっくりでいいからな」
「……ありがとう」
何かを察したのか彼は真剣な表情になり、私と向き合ってくれた。その優しい仕草にキュンと胸が鳴る。