極秘の懐妊なのに、クールな敏腕CEOは激愛本能で絡めとる
二葉は税関検査を抜けて到着ロビーに出てから、祖母に帰国したことをメッセージで伝えた。すると、すぐに祖母から電話がかかってきた。
(えっ)
二葉は驚きながらも電話に応答する。
「もしもし」
『二葉ちゃん、お帰りなさい。すぐに来てくれるのよね?』
よっぽど不安だったのだろう。祖母の切実な声が聞こえてきた。
「えっと……」
本当は帰国したばかりで疲れ切っていたので、明日ぐらいに行きたかったが……祖母の不安を思いやって、二葉は返事をする。
「まだ空港なので、いったん家に戻るつもりなんです。夕方くらいにそちらに行けると思います」
『そうなのね……。でも、平日は面会時間が午後五時までなの。それまでには来られるわよね?』
「はい、間に合うように行きます」
『待ってるわね』
「はい」
二葉は通話を終了してスマホをバッグに戻した。空港を出てリムジンバス乗り場に向かい、JR天王寺駅前行きのバスを待つ人の列に並んだ。ほどなくして大型のバスが到着したので、トランクルームに荷物を預けて乗車する。
座席に座るやいなやまたもや睡魔に襲われて、二葉はぐったりと目を閉じた。
(えっ)
二葉は驚きながらも電話に応答する。
「もしもし」
『二葉ちゃん、お帰りなさい。すぐに来てくれるのよね?』
よっぽど不安だったのだろう。祖母の切実な声が聞こえてきた。
「えっと……」
本当は帰国したばかりで疲れ切っていたので、明日ぐらいに行きたかったが……祖母の不安を思いやって、二葉は返事をする。
「まだ空港なので、いったん家に戻るつもりなんです。夕方くらいにそちらに行けると思います」
『そうなのね……。でも、平日は面会時間が午後五時までなの。それまでには来られるわよね?』
「はい、間に合うように行きます」
『待ってるわね』
「はい」
二葉は通話を終了してスマホをバッグに戻した。空港を出てリムジンバス乗り場に向かい、JR天王寺駅前行きのバスを待つ人の列に並んだ。ほどなくして大型のバスが到着したので、トランクルームに荷物を預けて乗車する。
座席に座るやいなやまたもや睡魔に襲われて、二葉はぐったりと目を閉じた。