見知らぬ彼に囚われて 〜彼女は悪魔の手に堕ちる〜
この状況での提案など間違いなく罠だと頭ではわかっているのに、まるで操られるかのようにレオナは頷いてしまった。
とたん、照明が突然消えたかのように辺りは暗くなり、いつの間にか自分がいた部屋の中は様変わり。
気付けばレオナ一人きり。
見渡せば見知らぬ暗い森の中に、自分の寝かされているベッドがポツリと置かれているだけ。
そして“彼”の姿をした何者か数人が、離れてこちらを見つめている。
「ひっ……!!」
レオナはあまりの衝撃に急いでベッドを降りて逃げ出すが、彼らは無表情のまま皆こちらに向かっていた。
着ていたローブははだけられ裸足のまま。先ほどの異形の相手で、体力など残っているはずもない。
それでもレオナは必死に逃げ続けたが、突然目の前に一ツ目の恐ろしい姿の巨人が現れる。
「あ、あぁ……」
レオナは疲れがきているうえ足がすくみ、恐怖のまま力の抜けた足で数歩後ろに下がることができただけ。
そしてあまりの状況の異様さに、とうとうその場にへたり込んでしまった。
『逃げないの?早く逃げないと、どうなってしまうか分からないよ?後ろの彼らも可愛い君を堪能したいと思っているからね』
どこからともなくあの異形の愉しげな声が聞こえる。
振り返れば後ろの者たちも、レオナを嬲るのを愉しむかのように距離を少しずつ縮めながら追ってきていた。
その間にも巨人はこちらに向かって手を伸ばし、レオナの腕を強く掴む。
「っ、痛い!!離してっ……!!」
どんなにレオナが振り解こうと足掻いても巨人は離そうとせず、そのまま素早く抱き留められた。
とたん、照明が突然消えたかのように辺りは暗くなり、いつの間にか自分がいた部屋の中は様変わり。
気付けばレオナ一人きり。
見渡せば見知らぬ暗い森の中に、自分の寝かされているベッドがポツリと置かれているだけ。
そして“彼”の姿をした何者か数人が、離れてこちらを見つめている。
「ひっ……!!」
レオナはあまりの衝撃に急いでベッドを降りて逃げ出すが、彼らは無表情のまま皆こちらに向かっていた。
着ていたローブははだけられ裸足のまま。先ほどの異形の相手で、体力など残っているはずもない。
それでもレオナは必死に逃げ続けたが、突然目の前に一ツ目の恐ろしい姿の巨人が現れる。
「あ、あぁ……」
レオナは疲れがきているうえ足がすくみ、恐怖のまま力の抜けた足で数歩後ろに下がることができただけ。
そしてあまりの状況の異様さに、とうとうその場にへたり込んでしまった。
『逃げないの?早く逃げないと、どうなってしまうか分からないよ?後ろの彼らも可愛い君を堪能したいと思っているからね』
どこからともなくあの異形の愉しげな声が聞こえる。
振り返れば後ろの者たちも、レオナを嬲るのを愉しむかのように距離を少しずつ縮めながら追ってきていた。
その間にも巨人はこちらに向かって手を伸ばし、レオナの腕を強く掴む。
「っ、痛い!!離してっ……!!」
どんなにレオナが振り解こうと足掻いても巨人は離そうとせず、そのまま素早く抱き留められた。