君と僕の裏側

隣のあの子

僕の隣の席は小豆沢心瑠。


学校一の美少女であり、テストはいつも一位。


まあ、優等生だ。


その女にこの学校の男どもはずーっと夢中。


僕・・・いや、俺をのぞいて。





俺はいつも猫を被っている。


猫を被って優等生の“ふり”をしている。


その“ふり”を見破ったのが隣の小豆沢。


といっても見破ったのは昨日のことだが。


口止めはしておいたし、多分大丈夫だろう。


本当に優等生なら。



















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