君と夢に跳ぶ恋

・・・また始まった。
私が弁解する間もないくらい次々と降ってくる言葉の数々。

耳障りな怒鳴り声が頭に直接ガンガン響いてくる。

でも反論したらダメだ。反論なんかしたって無駄だってわかってる。

こういう時はじっと我慢して聞いて素直に謝らないと。

堪えるんだ。

湧き上がる黒い感情を無理やり押さえ込む。

「ポスターの話は明日しっかり断ってきなさい。わかったな？」

「・・・はい。」

「文化祭ももちろん不参加だ。家で勉強するんだぞ。」

「で、でも、文化祭っていったって吹奏楽部の演奏と模擬店しかないし午前中には終わるんだけど・・・。」

「まさかお前、参加したいのか？」

お父さんの表情が少し険しくなる。