君と夢に跳ぶ恋
下校中の学生や買い物帰りの主婦などでこの時間帯の電車は思いの外混む。

ぎゅうぎゅうに押しつぶされそうになりながらなんとか席を確保。

「え〜、次は〜、新〇〇駅〜、次は新〇〇駅です。お忘れ物のないようご注意ください。」

ぼーっとしていたら、駅員さんの声で現実に引き戻される。

降りないと。

塾がある駅の一つ前の駅で降りる。
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