君と夢に跳ぶ恋
「・・・。」

正直いうと参加したい。

みんなに私の絵を見てもらえるチャンスだし、お祭りっぽいところも行ったことがないから気になる。

でもダメ。ちゃんと我慢して。

ほら、いつもみたいに、お父さんが私に求めてる言葉を言うの。

「全然行きたくないよそんなとこ。勉強の方が大事だし。」

お父さんが満足気に頷く。

そうだ。それでいいんだ茉璃亜。お前にはあんな低レベルな奴らと遊んでいる時間も必要もないんだからな。」

「分かってるよ。」

「分かればいいんだ。」
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