君と夢に跳ぶ恋

学校で嫌なことがあって、彼氏に振られても、朝はいつも通りにやってくる。

そして私はいつも通り学校へ行かなければいけない。

目覚まし時計の甲高い音から私の1日は始まる。

重い体をなんとか動かし、ベッドから出る。

夜遅くまでの授業と、何駅も電車で家がある駅まで行かなきゃいけないから、塾がある日は家に帰るのが深夜になる。

それからお風呂に入って明日の準備もするから、やっと寝れるのは日付を跨いだ頃。

塾がある日の次の朝は大体寝不足。

姿見の前を通った時、ちらっと映った自分の顔。

「う〜ん、これ、どうしよう?」

私の目の周りは腫れ、赤くなっていた。

きっと最近ずっと泣いてて、それに加えて昨日も布団の中で思い出し泣きしちゃったからだ。

本当に泣いてばかりだな、私。

すると突然部屋の扉が開けられた。

私の部屋には鍵がない。
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