君と夢に跳ぶ恋
「おい茉璃亜!何回も呼んでるのに何で返事
しなんだ!呼んだら早く降りてこい!」

入ってきたのはお父さんで、いきなり怒鳴ってくる。

「ごめんなさい・・・。気づかなくて・・・。」

・・・鏡に夢中で聞こえていなかった。

「次から呼んだら一回で来い!」

「わ、わかった。」

急いで階段を降りる。

「茉璃ちゃん、おはよう〜!」

お父さんとお母さんは先に朝ごはんを食べ始めていた。

私も急いでテーブルにつく。

箸に手を伸ばすと、その上からお母さんに手を掴まれて止められる。
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